472: 774RR 2006/03/29(水) 23:21:25 ID:f3UMecM8
薄曇りの東京都下。周囲の一般車両と全く異なる雰囲気を放ちながら4台のバイクは行く。
一番風を切るのは、鈴木さんが駆る『究極のCB』、ホンダCB1100R。
続くは、熱きバイク野郎アナゴ君のスズキ GSX750カタナ。
数度のエンストを繰り返した後、ペースを掴み出したCB400FOURの新米ライダー。
そしてしんがりを努めるは、GPz900R Ninjaと僕のニューコンビ。
青梅街道をひたすら走る。雑然とした街並みも、23区を抜けると走りやすくなる。
福生で国道16号と交差した後は、景色も急激に都内とは思えないほどの長閑なものに。
左手、眼下には多摩川の渓谷美。右手には迫る山肌と、日本の原風景のような田舎の集落・・・。
ふと気がつくと、いつも以上に景色を眺める余裕のある自分に気がつく。おそらく、新しい相棒のおかげ・・・。
Ninjaはやはりいい・・・。慢性的渋滞の都内はともかく、このように一定のペースを維持しながら走ると解る、その安定性と厚いエンジントルクがもたらす精神的余裕。
ひとたびスロットルを鞭打てば、いとも簡単に非日常にいざなうであろうその魔物には、ゆったりと日常を噛みしめながら走ることの出来る、一見相反するもうひとつの顔を持っていた。
少年を意識し、意図的にゆっくりと走る鈴木さんのペースと相まって、僕は奥多摩の景色と前を行く一昨日までの僕の相棒の、初めて見るその走る後姿を懐かしい思いで見つめていた・・・。
一番風を切るのは、鈴木さんが駆る『究極のCB』、ホンダCB1100R。
続くは、熱きバイク野郎アナゴ君のスズキ GSX750カタナ。
数度のエンストを繰り返した後、ペースを掴み出したCB400FOURの新米ライダー。
そしてしんがりを努めるは、GPz900R Ninjaと僕のニューコンビ。
青梅街道をひたすら走る。雑然とした街並みも、23区を抜けると走りやすくなる。
福生で国道16号と交差した後は、景色も急激に都内とは思えないほどの長閑なものに。
左手、眼下には多摩川の渓谷美。右手には迫る山肌と、日本の原風景のような田舎の集落・・・。
ふと気がつくと、いつも以上に景色を眺める余裕のある自分に気がつく。おそらく、新しい相棒のおかげ・・・。
Ninjaはやはりいい・・・。慢性的渋滞の都内はともかく、このように一定のペースを維持しながら走ると解る、その安定性と厚いエンジントルクがもたらす精神的余裕。
ひとたびスロットルを鞭打てば、いとも簡単に非日常にいざなうであろうその魔物には、ゆったりと日常を噛みしめながら走ることの出来る、一見相反するもうひとつの顔を持っていた。
少年を意識し、意図的にゆっくりと走る鈴木さんのペースと相まって、僕は奥多摩の景色と前を行く一昨日までの僕の相棒の、初めて見るその走る後姿を懐かしい思いで見つめていた・・・。
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